個人のメルカリには、販売履歴や売上をCSVで書き出す公式の機能がありません(メルカリShopsにはあります)。 自分で一覧にするなら1件ずつ開いて写すしかなく、取引が増えるほど時間がかかり、写し間違いも出ます。 帳簿や確定申告に使うなら、売上を自動で取り込んでおき、必要な期間だけCSVで書き出す形にすると、写す作業そのものがなくなります。

結論:個人のメルカリに公式のCSV出力はない

メルカリのアプリにもWeb版にも、個人の出品者が販売履歴をCSVでダウンロードするボタンはありません。メルカリのヘルプにも、その方法は案内されていません(2026年10月時点)。

個人の出品者が見られるのは、次の2つです。

個人のメルカリで見られる売上の記録
  • 売却済みの一覧 ─ アプリの「出品」→「取引中」→「売却済み」。1件ずつ開くと販売価格や差し引かれた額がわかる
  • 残高履歴 ─ アプリの「おさいふ」→残高→残高履歴。残高に入った金額が日付ごとに並ぶ

どちらも画面で見るだけで、ファイルとしては書き出せません。CSVにするには、この記録を自分で写すか、売上を取り込めるツールを使うことになります。

重要
「メルカリ CSV」で調べると出てくる手順の多くは、メルカリShops向けの手順です。個人のメルカリのアプリには、同じボタンはありません。

メルカリShopsなら、売上明細をCSVで出せる

メルカリShopsで販売しているなら、公式の機能で売上明細をCSVにできます。使えるのはパソコンのWeb版メルカリShopsだけです。

メルカリShopsで売上明細CSVを出す手順
  1. パソコンのブラウザでショップ管理画面を開く
  2. 「売上」をクリックする
  3. 「売上明細ダウンロード」をクリックする
  4. 開始月・終了月を指定して「CSVファイルを作成」をクリックする
  5. 作成が終わったら「ダウンロード」をクリックする

Shopsの売上明細は、商品・送料などの明細の種類ごとに行が分かれるので、1つの注文が複数の行になることがあります。期間の販売利益は、「販売利益」の列をすべて足すと出ます。

自分で写す場合の手順と、かかる手間

ツールを使わずに一覧にするなら、売却済みの取引を1件ずつ開いて、スプレッドシートに写していきます。

売却済みからCSVを作る手順
  1. パソコンのブラウザでメルカリ(jp.mercari.com)にログインする
  2. マイページの「出品した商品」から「売却済み」を開く
  3. 1件ずつ開いて、販売価格・販売手数料・送料を確かめる
  4. Googleスプレッドシートに1行ずつ写す
  5. 「ファイル」→「ダウンロード」→「カンマ区切り形式(.csv)」で保存する

写すなら、列は次のように分けておきます。

用意しておく列
  • 日付 ─ 発送した日か受取評価された日(どちらかに決めて続ける)
  • 商品名 ─ あとで仕入れの記録と見比べられる名前
  • 販売価格・販売手数料・送料 ─ 取引画面の金額を、それぞれ別の列に
  • 残高に入った額 ─ 写した数字が合っているかの確認用
  • メモ ─ キャンセル・返品などがあれば書いておく

手で写すときに起きやすいこと

この方法は、取引が少ないうちなら回せます。ただ、件数が増えると次のことが起きます。

手で写すときに起きやすいこと
  • 時間がかかる ─ 1件ずつ開いて金額を確かめるので、売れた数だけ作業が増える
  • 写し間違い・漏れ ─ 桁の打ち間違いや、1件飛ばしに気づきにくい
  • キャンセルの見落とし ─ 取り消された取引を売上に入れたままにしやすい
  • 毎回の写し足し ─ 新しく売れた分は、そのたびに写し足す必要がある

写したあとは、「おさいふ」の残高履歴と見比べて、合わない行を探します。それでも人が写す以上、間違いをゼロにはできません。確定申告に使う数字なら、この見直しの時間まで含めて考える必要があります。

売上を自動で取り込んで、CSVで書き出す

写す作業をなくすなら、売上を自動で取り込んでおき、必要な期間だけCSVで出す形にします。ここでは、運営しているフリマネージャー(フリマネ)での流れを説明します。

売上を自動で取り込む

フリマネは、メルカリの販売履歴を自動で取り込みます。最初に1回ボタンを押すと過去の取引が入り、そのあとは売れるたびに記録されます。

フリマネで売上を取り込む流れ
  1. フリマネに登録する
  2. メルカリにログインした状態で、取り込みのボタンを押す
  3. 取り込まれた取引を、フリマネの画面で確認する

取り込んだ取引は、販売価格・手数料・送料が分かれた形で並びます。売却済みを1件ずつ開いて写す必要がなく、人の手で写すことによる打ち間違いや写し漏れがなくなります。ほかのフリマサイトの売上も、手入力すれば同じ画面にまとめられます。

フリマネでは、再出品・値下げ・値上げ・下書き・停止・削除のワンクリック操作や、ほかの出品者が何を売ったかを調べるセラーリサーチも、無料で使えます。

会計ソフト向けのCSVで書き出せる

スタンダードプランと確定申告プランでは、取り込んだ取引をfreee・マネーフォワード・弥生それぞれの取り込み形式のCSVで書き出せます。

フリマネのCSV出力でできること
  • 出力先を選べる ─ freee用・マネーフォワード用・弥生用から選ぶ
  • 期間を指定できる ─ 1か月分、1年分など、必要な期間だけ出す
  • キャンセル・返品を除く ─ 売上のCSVには、キャンセル・返品を除いた売上が入る
  • 日付がそろう ─ 取引完了日を基準に書き出す
  • 経費も別に出せる ─ 経費のCSVも同じプランで出せる

自分で写した表を会計ソフトに入れるには、列の並びを会計ソフトに合わせて作り直す必要があります。フリマネは最初から会計ソフトの形で出せるので、その作り直しがいりません(取り込む前に、勘定科目が合っているかの確認はします)。

帳簿や確定申告で毎年使うなら、売れるたびに記録が残る形にしておくと、年末に1年分をまとめて写す作業がなくなります。

CSVを帳簿や確定申告に使うときの注意

自分で写した表でも、ツールで出したCSVでも、帳簿や確定申告に使う前に次の4つを確かめます。

売上は「残高に入った額」ではなく販売価格

残高履歴に出てくる「残高に入った額」は、手数料と送料が引かれたあとの金額です。帳簿の売上は販売価格で書き、手数料と送料は経費として別に書きます。仕訳の形はメルカリ売上の仕訳と勘定科目で説明しています。

キャンセル・返品の行を除く

自分で写した表には、キャンセルになった取引が混ざりやすくなります。メモ欄や取引の状態を見て、キャンセル・返品の行は売上から外します。

日付をそろえる

日付は、購入された日・発送した日・取引が完了した日など、どの日を写すかで変わります。帳簿では、発送日か受取評価の日のどちらかに決めて、すべての取引で同じにします。

仕入れ値は別に記録する

メルカリのデータには、仕入れ値が入っていません。仕入れは買った日で別の表に書いておき、年末に在庫を数えます。帳簿の形はメルカリ帳簿の付け方で説明しています。

月ごとの合計を出す式

スプレッドシートで月ごとの売上を出すなら、日付の列(A列)から年月の列を作り、それを条件に足します。

月ごとの売上を出す手順
  1. 空いている列(例:H列)の2行目に =TEXT(A2,"yyyy-mm") と入れて、下までコピーする
  2. 別のセルに =SUMIFS(C:C,H:H,"2026-11") と入れると、2026年11月の販売価格の合計が出る
  3. 手数料・送料も、足す列(C:C)を変えれば同じ式で出せる

合計の売上額だけを知りたい場合は、メルカリで今までの売上総額を確認する方法も参考になります。会計ソフトにCSVで取り込む流れは、メルカリ会計ソフトの選び方で説明しています。

よくある質問よくいただくご質問を、分かりやすくまとめました。

メルカリShopsの売上をCSVで出すには?
パソコンのWeb版メルカリShopsで、ショップ管理画面の「売上」から「売上明細ダウンロード」を開き、開始月と終了月を指定して「CSVファイルを作成」を押し、できあがったら「ダウンロード」を押します。1つの注文が複数の行に分かれることがあり、期間の販売利益は「販売利益」の列をすべて足すと出ます。
購入履歴もCSVにできますか?
メルカリ公式の書き出し機能はありません。仕入れや経費の記録に使うなら、購入した商品の取引画面を残しておきます。経費にできるかの考え方はメルカリで購入した費用は経費になる?で説明しています。
スマホだけでもCSVにできますか?
スマホだけの場合は、アプリの売却済み一覧から販売価格・手数料・送料をスプレッドシートのアプリに写し、そこからCSVで保存することになります。
ExcelでCSVを開くと文字化けします
UTF-8で保存されたCSVは、BOMが付いていないとExcelで直接開いたときに文字化けすることがあります。Excelの「データ」タブから「データの取得」→「ファイルから」→「テキストまたはCSVから」で読み込むと、正しく開けます。
振り込まれた金額のCSVで確定申告できますか?
売上は振込額ではなく販売価格で計上し、手数料と送料は経費として分けるのが基本です。残高に入った金額だけのデータしか無い場合は、販売価格・手数料・送料を取引ごとに確かめて直します。

まとめ

まとめ
  • 個人のメルカリに、販売履歴をCSVで書き出す公式機能はない。メルカリShopsにはある
  • 自分で写すと、件数が増えるほど時間がかかり、写し間違いやキャンセルの見落としも出る
  • 帳簿や確定申告に使い続けるなら、売上を取り込んでおき、必要な期間だけ会計ソフト向けのCSVで出す
  • CSVを使うときは、売上は販売価格で書き、キャンセルを除き、日付をそろえる

CSVは出すことより、出したあと帳簿にどうつなげるかが本番です。取り込みは無料なので、まずは自分の売上が並ぶところまで試せます。